マンドリンのチューニング:標準のGDAEと複弦の合わせ方
マンドリンの標準チューニングはバイオリンと同じG D A Eで、各音を2本1組の複弦で鳴らします。ペアの2本を合わせる方法と、ずれを防ぐコツを解説します。

マンドリンの標準チューニングは、低い弦から高い弦の順に G D A E、つまりG3、D4、A4、E5です。これはバイオリンと同じです。違うのは、マンドリンには 4組のペア(コース)に分かれた8本の弦 があり、各ペアの2本を同じ音に合わせることです。ペアの2本を別々にチューニングしてから、うなりのない1つの音として鳴っているかを確認しましょう。

標準チューニングの音
| コース | 音 | 周波数 |
|---|---|---|
| 4コース(最も低いペア) | G3 | 196 Hz |
| 3コース | D4 | 294 Hz |
| 2コース | A4 | 440 Hz |
| 1コース(最も高いペア) | E5 | 659 Hz |
各弦は、バイオリンやフィドル、ヴィオラなどの楽器と同じく完全5度ずつ離れています。2コースは ISO 16 の基準音A4 = 440 Hzです。
マンドリンのチューニング手順
- Struno を開いてマンドリンを選びます(標準のGDAEに設定済み)。クロマチックモードでもかまいません。
- Gのコースから始めます。2本のうち 1本だけ を弾きます。もう1本に指を軽く当てるか、1本だけを狙ってすぐ近くを弾きましょう。
- 下から音に近づけるようにペグを回し、チューナーの表示がG3の中央に来るまで合わせます。
- ペアのもう1本も同じように合わせます。
- 2本を一緒に弾きます。ゆっくりとした「ワウワウ」といううなりが聞こえたら、どちらかがわずかにずれています。うなりが消えるまで2本目を調整します。
- D、A、Eも同じように繰り返し、もう一度全体を確認します。

どのペグがどの弦?
AスタイルやFスタイルのマンドリンでは、ヘッドの上側にある4つのペグがたいていGとDのコース、下側の4つがAとEのコースです。大きく回す前に、ペグを少し回しながら弦を弾いて確かめましょう。違うペグを回してしまうのが、E弦を切ってしまういちばんよくある原因です。
耳でチューニングする
マンドリンは5度間隔で調弦するので、ギターの「5フレット」の方法は 7フレット になります。
- G弦の7フレット = D:開放のDコースと合わせます。
- D弦の7フレット = A:開放のAコースと合わせます。
- A弦の7フレット = E:開放のEコースと合わせます。
まずGのコースを基準音に合わせてから、順に上へ進めましょう。
マンドリンのほかのチューニング
- クロスチューニング(A E A E、A D A Eなど)は、オールドタイムのフィドル曲で使われます。
- マンドラ(C G D A)と オクターブマンドリン(1オクターブ低いG D A E)は、それぞれ独自のチューニングを持つ仲間の楽器です。
これらには、Strunoのクロマチックモードを使いましょう。どんな音でも、何セントずれているかを表示します。
コードとチューニングの維持
5度間隔のチューニングのおかげで、コードフォームがコンパクトになります。Strunoのコードライブラリにはマンドリンのコードもあり、すべてのキーのダイアグラムを確認できます。楽譜にコード名しか書かれていないときに便利です。
マンドリンの音が狂う理由は、ほかのアコースティック楽器と同じです。新しい弦の伸び、温度や湿度の変化、そして動くこともある置きブリッジです。ブリッジがずれると、開放弦が合っていてもイントネーションが狂います。
よくある質問
マンドリンのチューニングはバイオリンと同じですか?
はい。どちらも低いほうからG D A Eです。フィドル奏者はマンドリンでも同じ音を読めますが、マンドリンにはフレットと複弦があります。
チューナーでは合っているのに、マンドリンの音が外れて聞こえるのはなぜですか?
多くの場合、ペアの2本がお互いにわずかにずれています。1本ずつ合わせてから、2本一緒に鳴らしてうなりがないか確認しましょう。
ペアの2本は同じ太さですか?
標準的なマンドリンでは同じです。各コースの2本は同じゲージで、同じ音(ユニゾン)に合わせます。
あわせて読みたい

12弦ギターのチューニング:オクターブ弦の合わせ方、標準とDチューニング
12弦ギターは6組のペアを標準のE A D G B Eに合わせ、低音側4組はオクターブ、高音側2組はユニゾンにします。合わせ方と、下げて使う理由を解説します。

7弦ギターのチューニング:標準のBチューニング、ドロップAと合わせ方
7弦ギターの標準チューニングはB E A D G B E。通常の6本の下に低いBが加わります。合わせ方、重いリフ向けのドロップA、太い低音弦のコツを解説します。

ベースのチューニング方法:4弦EADG・5弦・ドロップD
4弦ベースをレギュラーのE A D Gに合わせる方法、5弦ベースのLow B、ドロップDや半音下げへの切り替えを、チューナーアプリと耳で合わせる方法で解説します。