五度圏をギターで使う方法:キー・コード・コード進行がシンプルにわかる
ギターで五度圏を使って、どのキーのコードもすぐに見つけ、I–IV–Vやii–V–Iのコード進行を作り、調号を読む方法を、シンプルな表とあわせて解説します。

五度圏は、12のメジャーキーを、それぞれが前のキーの完全5度(半音7つ分)上になるように並べたものです。C G D A E B F# Db Ab Eb Bb F と進み、Cに戻ります。ギタリストにとっては、「どのコードが一緒に使えるか」という実用的な疑問にすぐ答えてくれる道具です。今いるキーと、五度圏上でその両隣にあるキーが、I・IV・Vのコードです。それらの平行調のマイナーが、ii・iii・viになります。

五度圏を表にすると
時計回りに進むと調号のシャープが1つ増え、反時計回りに進むとフラットが1つ増えます。
| メジャーキー | 平行調のマイナー | シャープ・フラットの数 |
|---|---|---|
| C | Am | なし |
| G | Em | シャープ1つ |
| D | Bm | シャープ2つ |
| A | F#m | シャープ3つ |
| E | C#m | シャープ4つ |
| B | G#m | シャープ5つ |
| F# / Gb | D#m / Ebm | シャープ6つ、またはフラット6つ |
| Db | Bbm | フラット5つ |
| Ab | Fm | フラット4つ |
| Eb | Cm | フラット3つ |
| Bb | Gm | フラット2つ |
| F | Dm | フラット1つ |
平行調のマイナー は、メジャーキーと同じ音を使い、別の音を主音とするキーです。ギターでは、メジャーのルートの3フレット下にあります。AマイナーはCの3フレット下です。
どのキーでもコードを見つける
五度圏でキーを1つ選びます。そして次のように考えます。
- そのキー自体が I のコードです。
- 時計回りの隣が V です。
- 反時計回りの隣が IV です。
- その3つの平行調のマイナーが、vi、iii、ii です。
Gのキーなら、I = G、V = D、IV = C、vi = Em、iii = Bm、ii = Amです。この6つのコードで、Gのキーのポップス、ロック、フォークの曲のほとんどをカバーできます。(7つ目のコードであるディミニッシュのvii、F#dimはあまり使われません。)

五度圏から作れるコード進行
- I–IV–V–I(G C D G):ロックンロール、カントリー、ブルースの骨格です。
- I–V–vi–IV(G D Em C):ここ数十年で最もよく使われているポップスのコード進行です。
- ii–V–I(Am D G):ジャズのハーモニーの核です。各コードが五度圏を反時計回りに1つずつ進んでいることに注目してください。次の5度へ引き寄せられる力が、解決感を生みます。
- 12小節のブルース:Iが4小節、IVが2小節、Iが2小節、そのあとV、IV、I、V。
ギターで五度圏が役立つ理由
- オープンコードで弾けるキーを選ぶ。 五度圏の上のほうのキー(C、G、D、A、E)は、開放弦を最も多く使えます。それより離れたキーでは、カポを使いましょう。カポの早見表 で、バレーコードなしでBbやEbを弾けるフォームがわかります。
- 移調する。 曲をGからAに移すには、I–IV–Vのグループ全体を五度圏で時計回りに2つ進めます。G C DがA D Eになります。
- 曲の途中で転調する。 隣り合うキーは7音中6音が共通なので、五度圏を1つ進む転調は自然に聞こえます。反対側へ飛ぶと劇的に聞こえます。
- アドリブする。 Gのコード進行の上では、Gメジャースケール(またはEマイナーペンタトニック)がどのコードにも合います。形は ペンタトニックスケール のガイドで紹介しています。
コードとスケールで練習する
Struno のコードライブラリには、I–IV–V–I、ii–V–I、12小節のブルースなど、すぐに使えるコード進行が入っています。キーを選べば、すぐにコードチェンジの練習ができます。12種類のスケールとモードはどのキーでも指板上に表示されるので、キーのスケールとコードがどう重なるかを目で確認できます。
よくある質問
五度圏は何に使う?
キー同士の関係がわかります。調号、各キーに属するコード、平行調のマイナー、そして自然に転調できるほど近いキーはどれか、といったことです。
五度圏の覚え方は?
シャープの順番(F C G D A E B)を、英語の語呂合わせ「Father Charles Goes Down And Ends Battle」で覚えましょう。新しいシャープが加わるたびに、キーは前のキーの5度上になります。フラットの順番は同じ語呂合わせの逆、B E A D G C Fです。
四度圏と同じもの?
同じもので、逆方向に読んだものです。反時計回りに進むと、各キーは前のキーの4度上になります。これはii–V–Iが進む方向です。
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