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メトロノームを使った練習方法:確実に速く弾けるようになるコツ

メトロノーム練習の実践的な方法を紹介。ゆっくり始めて数BPMずつテンポを上げ、サブディビジョンや2拍目・4拍目のクリックを活用し、テンポを上げる目安を見極めましょう。

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メトロノームを使った練習方法:確実に速く弾けるようになるコツ

メトロノームは役に立たないと言う人の多くは、同じ使い方をしています。曲のテンポに設定して、なんとか食らいつこうとするのです。これでは、速く雑に弾く練習をしているようなものです。正しく使えば、メトロノームは演奏が崩れるポイントを正確に教えてくれて、そのポイントを少しずつ引き上げていけます。それこそが、本当に速く弾けるようになる方法です。

BPMとは

メトロノームの速さはBPM(beats per minute、1分あたりの拍数)で表します。60 BPMなら1秒に1回、120 BPMなら1秒に2回クリックが鳴ります。4/4拍子で書かれたほとんどの曲では、1回のクリックが4分音符1つにあたり、4回のクリックで「1、2、3、4」と数えます。

始める前に、楽器のチューニングが合っているか確認しましょう。少しずれたままクリックに合わせて練習すると、耳を間違った方向に鍛えてしまいます。おさらいが必要なら、ギターのチューニング方法やウクレレのチューニング方法をご覧ください。

ステップ1:きれいに弾けるテンポを見つける

短いフレーズを選びます。リフひとつ、コードチェンジひとつ、あるいは難しい部分の1〜2小節です。短い部分なら何度も繰り返せて、目標もはっきりします。

そのフレーズを3回続けて完璧に弾けるくらいまで、メトロノームを遅く設定します。正しい音で、手はリラックスし、すべての音がクリックにぴったり合う状態です。これがスタートのテンポです。どこから始めればいいかわからなければ、曲のテンポの半分から試してみましょう。たぶん簡単すぎると感じるはずですが、それでいいのです。

ステップ2:数BPMずつ上げる

スタートのテンポできれいに弾けたら、メトロノームを数BPM上げてもう一度弾きます。小刻みに上げ続けましょう。

  1. フレーズを3回続けてきれいに弾きます。
  2. テンポを数BPM上げます。
  3. ミスが出始めるまで繰り返します。
  4. そのテンポから数BPM下げ、もう一度きれいに弾いてから終わります。

この最後のステップが大切です。きれいな演奏で締めくくることで、急いだ演奏ではなく、身につけたい演奏が定着します。練習のたびに、きれいに弾けた最高テンポを書き留めておき、翌日はそれより少し下から始めて、また上げていきましょう。

テンポを上げるのはテンポトレーナーに任せる

テンポを変えるために手を止めると、集中が途切れます。Strunoには、BPMを自動で少しずつ上げてくれるテンポトレーナーがあるので、弾き続けたままテンポを上げていけます。メトロノームは40〜240 BPMに対応しており、ごくゆっくりから始めても、速い目標テンポまで十分に届きます。

ステップ3:サブディビジョンを使う

サブディビジョン(細分化)とは、1拍をさらに均等な小さい単位に分けることです。1拍を8分音符2つ、3連符3つ、あるいは16分音符4つに分けます。サブディビジョンをオンにすると、クリックとクリックの間が小さめの音で埋められます。

サブディビジョンが役立つ場面は2つあります。

  • 遅いテンポ。 50や60 BPMではクリックの間隔が長く、多くの人はその隙間を埋めようと走ってしまいます。サブディビジョンが聞こえていれば、均一に弾けます。
  • 速い音符のパターン。 16分音符のピッキングやストロークを練習しているなら、弾く音すべてに合わせるクリックがあるようにサブディビジョンを設定します。それが安定したら、サブディビジョンをオフにして、メインの拍だけで同じノリを保ちましょう。
脈打つビートの円が小さなサブディビジョンに分かれる様子と、クラシックな振り子式メトロノーム

ステップ4:拍子を合わせる

拍子は、拍がどのように小節にまとめられているかを示します。上の数字は1小節に入る音符の数、下の数字は数える音符の種類を表し、4なら4分音符、8なら8分音符です(拍子の基本)。

  • 4/4拍子: 1小節に4分音符が4拍。ほとんどのポップス、ロック、フォーク。
  • 3/4拍子: 1小節に3拍。ワルツや多くのバラード。
  • 6/8拍子: 1小節に8分音符が6つ。通常は3つずつの2拍として感じます。

練習する曲の拍子にメトロノームを合わせれば、クリックが小節の形に沿って鳴ります。楽器の音に埋もれないクリック音を選ぶのもおすすめです。Strunoには6種類の音があり、鋭いクリック音ほど大音量のギターやドラムの中でも聞き取りやすくなります。

ステップ5:クリックを2拍目と4拍目に置く

すべての拍でクリックに合わせて弾けるようになったら、メトロノームの役割を減らして難易度を上げましょう。ポップス、ロック、ファンク、ジャズの多くでは、バックビートが2拍目と4拍目にきます。このノリを直接練習できます。

  1. テンポを半分にします。4/4拍子で100 BPMの曲なら、メトロノームを50 BPMに設定します。
  2. クリックが「2」と「4」になるように数えます。1拍目と3拍目は、無音の中で自分で刻みます。
  3. フレーズを弾きます。リズムがずれると、クリックが違う位置で鳴るので、すぐに気づけます。

これで体内のリズム感が鍛えられます。メトロノームに頼るのをやめ、自分でパルスを保てるようになるのです。速いテンポでさらに挑戦したいなら、1小節に1回のクリックまで減らしましょう。4/4拍子で160 BPMの曲をメトロノーム40 BPMで練習すれば、毎小節の1拍目にだけクリックが鳴ります。

タップテンポで曲のテンポを調べる

音源で知っている曲を練習するには、その曲のテンポを知る必要があります。そこで使うのがタップテンポです。曲を流しながら数小節ビートに合わせてタップすると、メトロノームがBPMを計算してくれます。

手拍子をするときのような、メインのパルスに合わせてタップしてください。うっかり8分音符ごとにタップすると、実際のテンポのほぼ2倍になってしまいます。数字がわかったら、練習テンポはそれよりかなり低く設定し、上で紹介した方法で上げていきましょう。タップできる音源がない場合は、ジャンル別のプリセットを使えば、手早くスタート地点を決められます。

テンポを上げてもいいサイン

次のすべてに当てはまるときだけ、テンポを上げましょう。

  • 5回に1回ではなく、何回も続けてきれいに弾ける。
  • 音がクリックより少し前(走る)や少し後ろ(モタる)ではなく、クリックにぴったり合っている。
  • 手、前腕、肩がリラックスしていて、普段どおりに呼吸できている。
  • 声に出して数えたり、手元から目を離したりしても崩れない。
  • クリックを2拍目と4拍目に置いても弾ける。

力みを感じたとき、ミスがいつも同じ箇所で起きるとき、繰り返すたびに悪くなっていくときは、テンポを下げましょう。最後のケースはたいてい疲れているサインで、あと10回弾くよりも、短い休憩のほうが効果的です。

メトロノーム練習でよくある失敗

  • 目標テンポでしか練習しない。 音と一緒にミスまで練習してしまいます。
  • 一度に大きく上げすぎる。 テンポを大きく上げると、せっかく身につけたコントロールが崩れてしまいます。
  • クリックを聞かずに弾く。 弾いている間にメトロノームが聞こえないなら、音が大きすぎるか、聞いていないかのどちらかです。音量を上げるか、より鋭い音を選びましょう。
  • いつまでもオフにしない。 目標は、クリックなしで安定したリズムを保つことです。練習の最後は、音源に合わせて弾くか、ひとりで弾いて締めくくりましょう。

良い練習に長い時間は必要ありません。ひとつのフレーズに集中して数分間取り組み、どこまで到達したかをメモしておく。そのほうが、曲全体をフルテンポで1時間弾き続けるよりも効果的です。

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